あなたは「男性にとっての育児」というものを考えたことってありますか?
「育児に関しては女性が担当」って思ったことはないですか?
かつては外でお仕事をし、稼いで帰ってくることが男性のステイタスとされていましたが、今は共働きの家庭も多く、男女ともに働くことが当たり前の時代になりましたね。
少子化問題を抱えている世の中にもかかわらず「待機児童」が昔よりも多い現状とあり、保育園に預けたくても必ずしも預けられるとは限らないのです。
「育休」と同時に「イクメンパパ」もクローズアップされている現代、あなたはどういった仕事のスタイルで毎日を過ごされていますか?
今回は、男性が仕事をしていく上での育児との両立をご紹介いたします。
在宅ワークをすることで育児に関する様々な理解を得られる
多くの男性は、仕事に出るという大義名分で家事含めた家の煩わしいものから解放されホッとしている気持ちもあると聞きます。
しかし、その考え自体が夫婦間に亀裂を生じさせ、徐々に家庭不和の原因を作ることになります。
まず、在宅ワークを行う段階で移動時間を省けているわけですから、積極的に出来る育児のサポートに参加していきましょう。
例え、それが理想の行動に遠かろうと、その気持ちは奥様に伝わるはずです。
「助け合いの精神」は奥様からもあなたに対して働きやすい環境を作ってくれることに繋がります。
人間はその環境内においてのモチベーションで仕事の効率も変わってきます。
今まで1時間半かかっていた仕事も1時間で集中してこなせたり、気持ちの面で持続力もアップします。
その短縮した時間で育児のサポートも出来、奥様も今まで以上にあなたへの労いの気持ちが芽生えてくるのです。
「育児を丸投げしない」「育児に対して理解をする」行動は、あなたに対して仕事環境もより良いものにします。
そして何よりお子様はあなたの「愛情」を感じるわけですから、成長過程においても悪い道に進まない傾向にあるのです。
「お金さえあれば解決」というものはありません。
お子様にとって「その時にしか得られない時間」があるわけで、それを忘れないことが仕事と育児の両立になっていくわけです。
在宅ワークは今までの本業を工夫したり得意分野を活かす
どんな人でも必ず「向き」「不向き」はありますから、どんな仕事でもいいというわけではありません。
まず、パソコンを所有することが在宅ワークの第一歩となり、仕事の種類や幅が広がります。
ここでは例として、「商談をする仕事」を在宅ワークで行うメリットについてご紹介します。
既に本業として、普段から営業で商談されている人は今まで以上に時間の効率化も図ることが出来ますし、自身がパソコンを使ってデザイナー関連の分野が得意という人などであれば、本業とは別に業務委託契約として請け負い、受注している人も居ます。
「商談」は一見、対面でこそのイメージが強いのですが、対面と同じ役割を果たせるのが「ZOOM」などのオンライン商談です。
「画面共有」なども可能ですので、資料を使っての説明なども意外と分かりやすく出来ているのです。
興味ある番組などでテレビを観る時も画面に集中しますよね?
それと同じことで、特にマンツーマンの商談であれば画面に目を向けるのは殆どの人の習性なのです。
そして在宅ワークにおける商談のメリットとしては以下のものが挙げられます。
☆ 通勤時間が全くない
☆ 実際の対面商談よりも画面凝視となるため集中力があがる
☆ セミナー形式で教示出来る
必要最小時間内で終わらせることが出来る上に、その前後に時間を要する社交辞令などの時間も省くことが出来ます。
そして通常では考えられない商談数をいくつも予定することが可能なのです。
これは移動時間がないことが大きな要素で、距離によっては2件で終わってしまうような日であったとしてもオンラインであれば5~6件の商談を行うことも可能なのです。
そして、画面共有出来るため、ペーパーレスでの商談が可能になり、必要なファイルがあればメール添付で済みます。
商談だけでなく、オンライン面接も可能なため、人事部担当の人などもパソコンさえあればそれだけで面接が出来てしまいます。
保険営業などされる人であれば、オンライン商談での提案作業の他、FP資格を持つ人なども多いため、「コンサルフィー」で副収入を得られる人も居ます。
通常の仕事の上乗せとして、得意分野をジョイントすることにより、その資格自体が「副業」として成せるのです。
特定分野の知識に自信がある人は「オンラインセミナー」などもお勧めです。
「お金に関するセミナー」や「健康関連(ガンなどに対する最先端治療)」「子供に関する便利情報」などは興味を持っている人が比較的多いため、FPや医学関係者さらには教育分野を生業とされている人などはこういった分野のセミナーをやっていくこともお勧めの副業です。
家にいる時間を増やすことでお子様との時間もたくさん作ることが出来ます。
在宅ワークをすることで気付くことが出来る収支のバランス
移動時間をなくすことで体力面での消費は少なくなりますし、そもそもの目的は「育児に参加」することです。
子供の成長は早いので、「あの時こういう時間をたくさん持っていれば」と後悔しないための働き方改革です。
それを大前提に在宅ワークのスタンスに切り替え可能なものをシフトしていく、または本業とは別の仕事を在宅ワークとして構築していくことが目的となります。
在宅ワークをする目的として「無駄をなくし収入を上げる」という大きなメリットがあります。
実は在宅ワークをすることによって「時間の消費」だけでなく、「お金の消費」も無くすことにも繋がります。
あなたは現在通勤にどれぐらいの時間を要していますか?
例えば片道1時間とするならば、往復2時間は「生産性のない時間」に費やしていることになります。
これはあなただけでなく家族にとっても誰も得する時間ではありませんし、生産性がないどころか「交通費」というお金の消費もあるわけです。
時間に関しては、通勤以外にも訪問先への往復などもあり、意外と生産性のない時間を1日で過ごしているのが現状なのです。
お金の面からしても、弁当を持っていく以外の人はどこかで昼食を取りますし、外での商談になれば喫茶店などを利用することもありますし、付き合いによってはお酒の場などもあることでしょう。
収入を得る時間を割いている上に、それらの時間は「お金の消費」も少なくありません。
在宅ワークにはこれらはありません。
仕事としての必要な部分だけに時間を使い、外での「お金の消費(時には浪費レベルの人も居るかと)」をも防げることになります。
人の付き合いはもちろん大切なので「必要経費」と考える人ももちろんおられますが、稼いでいない時間に「余計な出費を防ぐ」ことが出来、そのこと自体は「所得の確保」に繋がるわけですから、「収入を上げる」行動に繋がるとも言えるのです。
まとめ
仕事と育児を両立させていく上で大切なことは「無駄を省く」ところです。
時間に関しても、お金に関しても外に出ていることで思いのほか消費していることに気付くことになります。
長く家にいると、奥様に煙たがられて居場所がないとよく言われますが、それはゴロゴロして何もサポートしてくれないというところからきています。
たくさんのサポートは余計に気を遣わせます。
たまに気付いてもらえることと、サポートをしようとする行動だけで、奥様はあなたが仕事に専念しやすい環境を提供しようとしてくれるのです。
逆にサポートをしすぎると「当たり前」になってしまうのでそこは注意しましょうね。
今回は、仕事と家事の両立を実現する新しい働き方の在宅ワークについて、商談の仕事を例にご紹介しました。
あなたも是非、ご自身の仕事を在宅ワークで行った時にどのような変化やメリットがあるのか想像してみては如何でしょうか。