内職とはどんな働き方?内職のあれこれをわかりやすく解説!

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物価は上がっているけど、本業だけでは収入がなかなか増えない。
空いた時間を有効活用して、少しでも収入を増やしたいと考えている方も多くなってきていることで、注目されてきている副業。

この記事では、副業の1つ「内職」について、これから始める初心者さんや、初心者さんではないけど詳しく知りたい方に、わかりやすく解説をしていきます。

内職とは家庭内労働のこと

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内職とは、家内(自宅)で仕事を行って収入を得る「家庭内労働」のことで、内職で働く人のことを「家内労働者」と呼び、委託者(製造業や加工業者、販売業者または請負業者)から、材料や作業に使う道具などの物品の提供を受け、製造や加工などを行い納品をすることで工賃が支払われます。

内職は在宅ワークでは?

内職は、家内(自宅)で仕事を行うので「在宅ワーク?」と思いますよね。
結論を言うと、自宅で仕事をするという意味では在宅ワークと呼んでも問題ありません。
しかし、本来の内職と在宅ワークとでは違いがあります。
内職は企業に雇用されている被雇用者という区分で家内労働法に基づき、最低限の労働環境などが保証されているのに対して、在宅ワーク(在宅ワーカー)は個人事業主としての呼び方で使われ、下請法に基づくため、最低賃金などの保証はありません。

内職(家庭内労働)の特徴

  • 家内労働法により守られている
    家内労働者は、家内労働法に基づき、最低工賃や労働環境などについて守られています。
  • 被雇用者という区分
    法律上、企業に雇用されている被雇用者という区分とされていますが、完成したものを納品して報酬を受け取る「委託契約」となり、原材料などの物品が支給されるまでに、家内労働者氏名・委託者の氏名・営業所の名称と所在地・工賃の支払い方法その他の委託条件等が記入された「家内労働手帳」を委託者から交付されるので確認を行いましょう。
    また、家内労働手帳には下記の内容が記入されています。
    内職3
  • 同居親族も従事が可能
    「物品の製造又は加工等の業務について同居する親族以外の者を使用ないことを常態とするものをいう」と家内労働法第2条第2項に記載されています。
  • 賃金について
    内職の賃金のことを工賃と呼び、納品から1カ月以内に原則として現金で全額が支払われます。
    (委託者と家内労働者が同意することで郵便為替や銀行振り込みという方法も選ぶことも可能です。)

仕事内容と始め方

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内職の仕事内容は、製造・加工・販売業者または請負業者から、製造や加工に必要な物品を受け取り「家内労働手帳」の委託業務内容の通りに製造や加工を行い、納品期日に納品をします。

内職の主な案件

  • 袋詰め・箱詰め
  • シール貼り
  • カプセル詰め
  • 紙製品の加工
    部品の組み立て
  • 裁縫

始め方(手順)

  1. 求人を探して応募
    新聞の紙面や広告から電話やメールで応募や、インターネット検索で「内職 求人」などの検索ワードを入力し、求人サイト・アプリやクラウドソーシングサービスなどから、興味のある求人サイトにアクセスし、会員登録をして応募する。
    google検索で位置情報をONにしておくと、近隣の求人を簡単に探すことも可能です。
    内職4googleの位置情報のON/OFFの設定方法はgoogleヘルプを参照ください。
  2. 仕事内容を確認し、契約と物品の受領
    案件に応募をし、委託の契約を行い作業に必要な物品を受け取ります。
    その際「家内労働手帳」が交付されますので、必ず確認をしましょう。
  3. 作業を行い納品
    受け取った物を使用し、納期までに製品を完成させ納品します。
  4. 検品と工賃支払い
    納品後、検品が行われ、問題がなければ工賃が支払われます。

こんなケースには気をつけよう!

大手求人サイト以外で求人を探す場合には特に気を付けて下さい!!

  • 家内労働手帳が交付されないなど口約束のみ。
    交付がない場合、工賃が支払われない、物品の個数が合わないなどトラブルになるケースがありますので、委託者から家内労働手帳を必ず受け取りましょう。

  • 仕事を開始する前に報酬の支払いや金銭の要求がある。
    内職は業務委託の完全出来高制のため、仕事を始める前に報酬が支払われることはありません。
    また「10万円の専用ツールを購入すれば、毎月10万円を確実に稼げます」「仕事の紹介料・登録料の請求」「作業に必要な資格のために教材の購入」といった金銭の要求がある場合。
  • 求人に「誰にでも簡単に稼げる」と書いてある
    誰にでも簡単に作業はできますが、簡単に稼ぐことはできません。

捉え方によって異なるメリットとデメリット

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内職に限ったことではありませんが、メリットと捉えられること、デメリットと捉えられることは人によって異なってきます。
ここでは代表的なことを紹介していきますが、時間の経過や環境の変化などにより、メリット・デメリットも変化していくことがありますので、節目で再確認し見直すことも大切です。

  • 基本的に自宅で完結
    オンライン(Web)面接の普及に伴い、選考も自宅で行う企業が多くなってきたことで、選考から採用、作業や納品までもが自宅で完結できるようになってきています。
    (企業によっては、材料の引き取りと納品を自家用車で行う場合があります。)
    通勤といった移動する時間がないため、時間の有効活用が可能となる反面、自己管理が苦手な方はいつまでも寝てしまったりしないよう自己管理に気を付けなければなりません。
    また、子育てや家事の合間に作業ができたり、リラックスした空間での作業も可能ですが、生活空間に集中できる作業スペースや受け取った材料と完成した製品を置くスペース、お子さんやペットがいたずらできないように保管するスペースなどの確保が必要になるケースもあるほか、環境が変わらないため気分転換が必要となる場合もあるでしょう。
    お子さんがいる場合、保育園に預けずに仕事ができますが、在宅で仕事ができていることを理由に保育園に預けられる可能性が低くなる場合がありますので注意が必要です。
  • 誰でもできる簡単作業
    簡単にできる作業が中心なので、初めて内職をする方でも、すぐに作業に慣れることが可能で安心して作業を行えますが、工賃が低くなるケースが多いのが現状となります。
    簡単な作業のため、テレビやラジオの視聴をしながら、家族と会話をしながらできる作業もありますが、納品まで同じ作業の繰り返しが続くため、飽きてしまうなんてこともありますので、飽きの来ない工夫が必要となるケースもあるでしょう。
    工賃に関しては、正確かつ作業スピードを上げることや、作業に特殊な技術を必要とするものを受注することで上げることも可能となります。
  • コミュニケーションが最小限
    仕事をする上での担当者とのコミュニケーションだけで済むので、人との関わりを気にせず仕事が可能なため、人間関係でのトラブルは最小限と言えるでしょう。
    その反面、コミュニケーション不足によりストレスを抱えてしまうこともありますので、適度に家族や友人などとのコミュニケーションをとることをおすすめします。
  • 仕事量や納期について
    契約先の企業との話し合いをもとに作業量や納期などを無理のない範囲で決められるケースもあれば、作業量・納期ともに融通が利かないケースも存在しています。
    初めて内職に携わる方は、複数の企業に話を聞くことや、単発の内職をしてみるなど視野を広げておくことがおすすめです。

どのくらい稼げるの?

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働く上で気になるのが「どのくらい稼げるか」
厚生労働省の家庭内労働等実態調査によると以下のようになっています。

  • 1日の平均労働時間
    【平成26年度】5.6時間 【平成29年度】5.0時間 【令和2年度】4.9時間
  • 1カ月の平均就業日数
    【平成26年度】18.5日 【平成29年度】18.3日 【令和2年度】17.6日
  • 1時間当たりの平均工賃額
    【平成26年度】428円 【平成29年度】516円 【令和2年度】520円
  • 労働者1人当たりの平均工賃月収額
    【平成26年度】4万6,890円 【平成29年度】4万1,961円 【令和2年度】3万7,320円

このことから、1日約5時間、1週間に約4日稼働で4万円前後稼げるという結果となっています。

  • 仕事量の変化について
    平成26・29年度は「変わらない」と答えが半数以上だったのに対し、令和2年度では「仕事量減少」が44.8%「変わらない」が44.1%で減少したとの答えが上回りました。
    私感になりますが、新型コロナウイルスのパンデミックによる影響で、内職を始めた方が増えたことで、1人当たりの仕事量が減少したと考えられるのではないでしょうか。

インボイス制度

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令和5年10月からインボイス制度がスタートと見聞きしたことがあるかと思いますが、「インボイス制度って何?」「自分には関係がない?」などわからないことが多いと思いますので、どんな制度なのか簡単に説明していきます。

インボイス制度は、買手の課税事業者が仕入税額控除の適用を受けるための制度のことで、売手が買手に正確な適用税率や消費税等を伝えることで、例えば、物品やWebライティングの記事を作成し納品する者(売手)が、依頼者の課税事業者(買手)に納品した際に、インボイスの交付依頼があった場合、作成し納品する者(売手)はインボイスの発行をしなければなりません。

また、インボイスの発行には、登録申請が必要となり、制度開始時の令和5年10月にインボイス発行事業者になるには、原則、令和5年3月31日までに登録申請が必要となります。

「どんなケースで必要な制度なのか」「ご自身にインボイス制度が必要なのか」など詳しく知りたい方は、国税庁のインボイス制度の案内リーフレットに記載されている「インボイス制度特設サイト」や、「制度についての一般的な質問をチャットポット」の活用が出来ますので、「国税庁のインボイス制度ページ」へアクセスしてみてください。

まとめ

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内職をする際のポイントは

  • 家庭内労働のことで、家内労働法に基づき守られている。
  • 被雇用者の区分の「委託契約」で、物品の受け渡しまでに家内労働手帳が交付される。
  • 仕事を探す際、完全出来高制のため、仕事前に報酬は支払われることや事前に金銭の要求もない。
  • メリット・デメリットは人それぞれの捉え方で違う。
  • 1カ月の平均工賃月収額は4万円前後。
  • インボイス制度の導入を必要とする場合がある。

詳しく解説してきましたが、実際にやってみなければわからないことも多いですので、まずは内職の求人を探すところから始めてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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