収入アップをするためや、時間の有効活用をするのに副業を始めたい、そんな風に考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「ネット系副業」「労働系副業」「投資系副業」の3つの分類の中から、労働系副業の選択肢の1つ、アルバイトについてわかりやすく解説していきますので、副業でアルバイトを始める際の参考にしてみてください。
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アルバイトとは
アルバイトは、学生や本業のかたわらで働くイメージや非正規雇用で短期間・長期間働くイメージなどをされる方も多いのではないでしょうか。
本来は雇用契約時に期間の定めがある労働契約(有期労働契約)に基づいて雇用される労働者のことを指します。
- 無期転換ルール
雇用契約時は有期労働契約でも、同一の企業との間で、一定期間結ばれた労働契約が5年を超えて更新された場合、有期契約労働者の申し込みによって無期労働契約に転換される「無期転換ルール」というものがあり、有期契約労働者から無期転換の申し込みがあった場合、企業は拒むことができません。
無期転換ルールにより、労働者は雇止めの不安が解消され、安定的に働くことができるでしょう。
同一の企業で長期で雇用される際は参考にしてみてください。 - アルバイト・パートタイムの違いは?
アルバイトやパートタイム・契約社員の違いについて疑問に思われる方もいると思いますのでお答えすると、実は法律上の明確な違いはなく、企業が独自に呼び方を使い分けているだけにすぎません。
学業や本業のかたわらの副業や、若年層のフリーターをメインとしてお金を稼いている人たちの仕事を「アルバイト」、主婦・主夫が空き時間を活用して短時間で働く仕事を「パートタイム」と企業がイメージして求人広告を出していることが多いことから、世間一般にもその呼び方が普及しています。
この記事でも有期労働契約の働き方の副業の呼び方をアルバイトとし、次の項目では副業でアルバイトをする際のメリット・デメリットのお話をしていきます。
副業アルバイトのメリット・デメリット
副業にアルバイトを選んだ際、どんなメリットとデメリットがあるのか詳しくみていきます。
メリット
- 安定した収入が得られる
アルバイトは、企業やお店などと雇用契約を結び雇用されるため、時給や日給で働いた時間に対して給与が支払われ、働き始めで仕事を覚えていない状態でも、成果にかかわらず賃金が発生するため、始めてすぐにでも安定した収入が得られます。 - 覚えやすい簡単な業務
経験の有無にもよりますが、未経験でもすぐにできる業務が割り当てられるため、誰でも覚えやすい簡単な業務を行います。
また売り上げ目標の達成などの重い責任を問われることも基本的にはありません。 - 空いた時間の有効活用になる
アルバイトは、仕事終わりの数時間や予定のない休日など空いた時間の有効活用ができ、さらに本業では出会えない他業種の人との交流も可能なので気分転換にもなります。
デメリット
- 労働時間と場所に制約がある
店舗や倉庫、工場、イベント会場など現場にて働いた時間で給与が発生するので、通勤時間と勤務時間や勤務する場所に制約があります。
アルバイト先までの往復時間と勤務時間を考え、本業に支障が出ないアルバイト先を探しましょう。 - 疲労などで本業に影響
本業が終わった後や休日にアルバイトを行うことで、思った以上に肉体への負担となり、本業に支障が出ることがあります。
収入を増やしたいとはいえ、短い時間、少ない日数など、負担の少ない勤務を心がけましょう。 - 仕事の貢献が給与にすぐには反映されない
アルバイトの場合、時給制や日給制のため、大きな成果を挙げても、その成果によってすぐに時給や日給が上がるわけではなく、雇用契約更新を行う際に時給アップの交渉を行います。
一部職種で販売インセンティブなど成果報酬などを導入している企業はあるものの、すぐの時給アップは見込めません。
時給アップが見込めないことから、時間数や日数を増やしてしまうと本業へ支障が出る場合がありますので、本業に支障の出ない目標金額を設定するなど、あくまで本業あっての副業ということを忘れないよう心がけましょう。
副業アルバイトでのメリット・デメリットを踏まえ、副業におすすめなアルバイトのご紹介と副業アルバイトを始める際の注意点を解説していきます。
副業におすすめのアルバイト
副業アルバイトを始めるのに、どんなアルバイトがあるのか、副業に向いているおすすめのアルバイトをご紹介していきますので、探す際の参考にしてみてください。
フィールドワーク
- 接客(コンビニ・スーパー・飲食店など)
接客は、普段利用するコンビニやスーパーでのレジ打ちや商品の検品・陳列、飲食店ではオーダーをとったり、配膳を行います。
レジ操作や注文端末の使い方を覚えるのに少し時間がかかる方もいますが、それ以外はすぐに覚えられる仕事が多いので、接客に抵抗がない方にはおすすめです。
自宅や本業の勤務地の近くでは、知り合いや同僚などと遭遇することもあるので、気になる方は慎重に勤務地を選ぶようにしましょう。 - 軽作業(倉庫・仕分けなど)
軽作業は、倉庫では荷物の仕分けやラベル張りといった簡単な作業、工場ではライン作業といったルーティン作業を行います。
倉庫内を歩き回ったり、重い荷物を仕分けすることがあるので、カラダを動かしたい方におすすめの反面、カラダへの負担につながることもあるので、事前に作業内容を確認しましょう。
早朝や夕方から、深夜、週1日、単発1日OKといった、働く時間が柔軟に選べるのがメリットです。 - イベントスタッフ(ライブ会場・ワクチン接種会場など)
イベントスタッフは、ライブ会場での座席の設置や回収、お客様の誘導、チケットもぎりなどを行ったり、新型コロナワクチンの接種会場での受付や検温、備品の補充などを行います。
どちらも単発1日が多く、長時間での勤務となるため、本業の休みの日に行う副業となりますが、日給制でまとまった収入を得られるので、本業の休みの日の有効活用ができるのでおすすめです。
デスクワーク
- データ入力
データ入力は、デスクに座ってパソコンを使用し、紙やPDFファイル、音声や映像などを企業の指定するフォーマットに入力を行います。
在宅ワーク可能な場合があるのがおすすめポイントです。
また納期に間に合えば、好きな時間に行えるのもメリットになりますが、時給ではなく1文字0.1円~1円といった単価での仕事がほとんどなので、案件によって報酬が少ないのがデメリットになります。 - コールセンター
コールセンターは、お客様から電話を受けるインバウンドと商品やサービスを紹介するために電話をかけるアウトバウンドの2種類があり、どちらも電話越しの相手が話すことを正しく聞き取りながら、必要に応じてパソコンに入力を行います。
応対マニュアルがあるため、未経験からでも始めやすく、24時間体制のコールセンターも多いので、本業が終わった後や休みの日にフルタイムなど、ライフスタイルに合わせて勤務することも可能です。
時給は高めで、時給とは別にインセンティブ制度(成果報奨金)を導入している企業もあるのも魅力の反面、クレーム対応をすることもあるので、電話をすることに抵抗がなく、教えられたことを素直に実践できる方におすすめな副業になります。
副業アルバイトをする際の注意点
社会人が副業を始める際は以下の3点に注意が必要です。
逆を言えば、注意点をクリアできれば収入アップが見込めますので、必ず確認しておきましょう!
- 副業が可能か就業規則を確認
副業が可能かは企業によって異なるのと、副業が可能でも、職種業界に制限がある場合もあるので、就業規則の確認が必要となります。
副業禁止の会社で副業を行った場合、確定申告をしたタイミングでバレるということになります。 - 確定申告が必要な場合がある
副業で得た収入が年間20万円を超えた場合は、確定申告をしなければなりません。
確定申告をしないと「無申告加算税」が課せられたり、悪質と判断された場合には「重加算税」、支払う税金があるのに定められた期限を過ぎても納めなかった場合は「延滞税」が課されます。
収入アップのために始めた副業も確定申告を行わなければ、余分な出費につながりますので、年間20万円を超えた場合は、確定申告を行いましょう。 - 本業に支障が出ないように
副業を始めると収入アップができる反面、今まで休息に充てていた時間が減ったり、ライフスタイルが変わってきます。
何を差し置いても本業に支障がでては元も子もなくなりますので、副業を始める際は、勤務時間や労働内容で体力的に問題ないかを事前に把握しておくといいでしょう。
まとめ
今回の記事では、下記の内容をお話してきました。
- アルバイトとは
- 副業アルバイトのメリット・デメリット
- 副業におすすめのアルバイト
- 副業アルバイトをする際の注意点
副業をして収入アップ、時間の有効活用につなげる足掛かりになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。