一昔前は、家で何か仕事をすると言えば『内職』と答える方が多かったと思います。
もちろん今でも、家で家事と内職の仕事を両立する方もいらっしゃる事でしょう。
しかし今現在では、家で仕事をすると言えば『在宅ワーク』という言葉の方がしっくりくる方も多いのではないでしょうか?
インターネットの普及によって、パソコンやスマホがあれば隙間時間に手軽にお小遣い稼ぎができる時代になりました。
そのような時代背景と共に、この記事では、在宅で出来る仕事として現在でも多くの方が実践している内職について、内職の種類や仕事の探し方、メリット・デメリットなどについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
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在宅ワークと内職に違いはあるの?
まず結論から言うと、内職と在宅ワークにはそれぞれ定義があって違うものだという事です。
内職は、企業から雇用されている被雇用者という区分に法律上分類されています。
これは、最低賃金や安全面など、最低限の労働条件が保障されているという事でもあります。
そして在宅ワークは、下請法が適用され、企業との雇用関係がなく、個人事業主としての働き方が一般的です。
ホームページ作成や動画編集、webライティングなど、自分のスキルを活かして仕事を請負うスタイルです。
内職に比べて自由なイメージがありますが、在宅ワークは最低賃金の保証がないため、収入がバラつきがちです。
ただ、スキルを活かした仕事は強みがあるため、高単価の仕事も多く、自分で報酬を交渉する事もできます。
内職にはどんな仕事があるの?
特別なスキルがなくても、軽作業の仕事で収入を得ることができるのが内職の特徴の一つです。
オススメは、家の中でもあまり場所を取らないものですが、作業場所を確保できるようなら仕事内容に特にこだわらなくても良いと思います。
軽作業の中でもよくあるのが、商品や封筒、ハガキなどにシールを貼る仕事で、QRコードやバーコードのシールを決められた場所に貼っていく作業です。
その他にも、袋詰めや封入作業があります。
封入作業は、ダイレクトメールを封筒に入れる仕事で、コツを掴んで早く封入できるようになると収入アップに繋がります。
また、字に自信のある人にオススメな内職が、宛名書きの作業です。
その中でも、賞状書士などの資格を持っていれば、資格を活かすことができる上、単価も良く仕事の斡旋もスムーズです。
作業場所の確保ができるなら、タバコや化粧箱の組み立て作業という仕事もあります。
私も、コンビニなどに設置されているタバコの広告用の箱を組み立てる作業をしていました。
比較的単純な作業なので、慣れてくると数もこなせて収入アップを目指す事もできる仕事です。
いくつか内職の仕事をご紹介しましたが、求人サイトでは、パソコンを使用してデータ入力なとの仕事もあるようです。
ネット環境が整っていて、パソコンをお持ちであれば、こういった仕事に挑戦してみるのも良いと思います。
自分に合った内職を見つけるには?
みんなはどうやって内職の仕事を見つけているのでしょうか?
一つの方法として、身の回りに内職をしている人がいれば紹介してもらうのも良い方法です。
自分にもできそうだなと思ったら、掲載されている応募方法を確認して連絡を取ってみましょう。
そして、インターネットで「地域 内職 募集」と検索してみる方法もあります。
在宅で出来る軽作業を掲載している大手サイトも参考になります。
複数のサイトに登録して比較してみるのもオススメですよ。
案件を選ぶ際には作業内容や単価、納品の方法など詳しく説明されている所を選ぶと安心です。
以下に挙げた求人サイトも、ぜひ参考にしてみてください。
内職のメリット・デメリット
在宅で自分のペースで働けるイメージの内職ですが、メリットもあれば、やはりデメリットもあります。
ここでは内職作業をする中でよくあるメリット・デメリットをいくつかご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
メリット①
職場と違い内職は在宅での仕事なので、他人との関わりがなく、人間関係のストレスがないのが特徴です。
人目を気にする事なく仕事ができるので、余計な気遣いをしなくて済みます。
メリット②
会社とは違い出勤する必要がなく、もちろん通勤ラッシュのストレスもありません。
請け負った仕事に納期はありますが、自分のペースでスケジュールを組むことが可能です。
子育てや家での家事をこなしながら、自由に仕事ができるのは内職の魅力の一つでもあります。
メリット③
家でただ何となくテレビを見たり、昼寝をしたりおやつを食べたりと、ダラダラ過ごしてしまっていた時間を、内職をする事で収入を得る時間に変えることができます。
今日もダラダラ過ごしてしまったという自責の念からも解放されるでしょう。
デメリット①
会社で月収を得たり、アルバイトやパートで働いた時間に対して収入を得る事とは違い、内職は仕事をした分だけの報酬の上に、家の用事と両立しながらの働き方なので、どうしても高額収入は見込めません。
本業の傍らなど、少しだけ自由に使えるお小遣いが欲しいという方にはプラスアルファの収入源として良いかもしれません。
デメリット②
パソコンでデータ入力やライティングの仕事をするなら、ネット環境を整えたりパソコンを購入したりなど、作業環境を準備する必要があります。
その他にも、軽作業で材料がどうしても場所を取ってしまうなどの場合には、部屋の片づけや断捨離なども必要になってくるでしょう。
ネット環境やパソコンがない場合は資金も必要になってきますし、作業スペースの確保には家族への相談も必要です。
デメリット③
私も子供が小さい頃は家で軽作業の内職をしていましたが、やはり納期があるので家事や子育てをしながらだと作業する時間を確保しようとして、どうしても時間に追われていたように思います。
時間に追われがちで、パートに出て時給で働いた方が楽かもしれないと考える事もありました。
まとめ
以上、内職経験者の私が内職事情について経験談を踏まえてご紹介しました。
個人事業主として働く在宅ワークとは違い、内職は企業から雇用されている被雇用者として働くので、最低賃金などの保証があるのは安心ですね。
在宅で仕事ができる内職ですが、出勤などのストレスがなく自由でありながらも、作業単価が低いなどメリット・デメリットもあります。
内職といっても、軽作業からネットを使用してパソコン一つで出来る作業など色々あります。
求人広告や求人サイトを利用して自分に合った仕事を見つけて、隙間時間を収入に変えてみてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。