在宅ワークをされている人にとって環境は非常に大切なものです。
やはり場所が家であるわけですから、そこに「私的な時間」もあるわけです。
難しいのは「仕事時間」と「私的時間」の区切り方です。
この部分の線引きがあってこそ在宅ワークがよりよいものになると言えるでしょう。
今回は、最適な在宅ワークの環境づくりについてご紹介します!
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在宅ワークの効率化を図るためには仕事場の「環境づくり」が大切
まず、下記の状態でお仕事をすることは非常に効率が悪くなります。
- 仕事場内に家族が居る。
- 仕事場内に固定電話(家の電話)がある。
- 仕事場内にテレビや冷蔵庫がある。
- 仕事場内に生活用具ある。
- 仕事場内に「音(BGM)」がない。
家族が居るとどうしても「私的スペース」になり、仕事の電話などでバックで家族の声がするのも良くないですし、私生活空間に支配されて仕事への集中力も散漫になります。
家の固定電話などが仕事中にかかってくることも上記と同じ理由です。
テレビはやはり「日常」の一環であり、通常のオフィスなどでも休憩室以外はテレビなどないはずです。
冷蔵庫も休憩室にあるもので、仕事場に置くものではありませんし、他の生活用具も仕事を妨げることになります。
そして最後にご紹介した「音(BGM)」に関してですが、余分な音があると集中力を妨げるように感じるのではと思われませんか?
実は「音(BGM)」があることで人間の仕事の効率は上がるのです。
1つ想像してみてください。
オフィスなどでBGMがなかったりしたら、パソコンのキーを叩く音や咳が時折聞こえたり、雑音が余計に気になったりするのが人間の心理です。
「じゃあ、1人になればそれらはないのでは?」となりますよね?
実は、1人でも何らかの雑音が耳に入ってきたり「自分から発する音」が意外と気になってしまうのです。
仕事の効率化は一見「集中出来る環境」が最優先かと思われますが、それ以上に「視野を広げて考えられる環境」が重要になってくるのです。
「集中力」は仕事に必要な要素に思われますが、持続が難しく「疲れやすい」のです。
そして良い仕事をするためには最高のコンディションで持続できる状態が良いわけです。
BGMのための音楽には「リラクゼーション(またはメディテーション)・ミュージック」が適しています。
好きな音楽は人それぞれなので、その方が捗るのでは?
と、思われるかもしれませんが、好きなジャンルやアーティストの音楽はそちらに全部気を取られ、仕事中のBGMとしてはマイナス要素にしかなりません。
あくまでも「仕事の効率化を図る」ために流すことを忘れないようにしてください。
最近はYouTubeもありますから、「仕事が捗る音楽」などで検索すれば様々なパターンのものが出てきます。
毎日、曲のナンバーもローテーションしながら一度流してみることをお勧めします。
(但し、音量に関しては仕事場内なので適度な調節をすることも大切です)
家の中に1部屋必ず「仕事場」を確保し、仕事が終わるまでは極力その場を出ないように心掛けてみてください。
在宅ワークをより豊かにするためにお勧めの3つのアイテム
まず、仕事場の環境づくりに関してご紹介致しましたが、今度は仕事の効果をあげるためのアイテムをいくつかご紹介していきます。
- 植物
- お茶(特にハーブティー)
- アロマ
まず植物ですが、手入れのあまり必要でないものが適していて、花とかではなく「緑」を部屋の片隅に置くのが良いでしょう。
手入れのあまり要らない緑の植物は「あなたの真実」を表すアイテムになります。
仕事場の空気や不穏な空気が充満するとそれに反応して枯れてしまうのです。(実際の経験あり)
これは手入れが問題でないことを表しているのです。
そこに気付かせるために植物は常にあなたの状況を映しているので、植物が枯れる場合は仕事環境を整備していかなければならないと感じてください。
次にお茶ですが、特にハーブティーが良いです。
フレーバーティーではなく、ハーブティーであるのはやはりここにも「緑」の要素を含んでいます。
この「緑」は人間に落ち着く要素をもたらす意味合いがあり、冷静な判断や落ち着いた気持ちと考え方で取り組んでいくことで能力が最大限に発揮でき、効率よく全てのことが運びます。
「コーヒーが好きだし、お茶もコーヒーもカフェインが入ってて眠気覚ましになるからコーヒーでもいいんじゃない?」と思われた方はいませんか?
確かにコーヒー好きにとってコーヒーは落ち着く材料になるかと思いますが、お茶との違いは「仕事の終わりを告げる飲み物」になることが多いのです。
コーヒーブレイクとしてコーヒーを飲み、そのままデスクの片隅に置く人もよく見かけますが、仕事のスピードが飲む前より落ちリラクゼーションを通り越して「のんびり」モードに入ってしまうのです。
カフェインの有無ではなく、お茶とコーヒーが人に与える「雰囲気」なのです。
喫茶店などで人と話す時にコーヒーを頼まれる光景がよくあるかと思いますが、ゆっくりと対話する時には非常に適しています。
喫茶店で向かい合ってお茶を頼まれる方は殆ど見受けないでしょうし、デスクの片隅にペットボトルなどを置いている場合はお茶か水のパターンですよね?
そしてハーブティーを例に挙げているのは、3つ目に挙げた「アロマ」と共通しているところがあります。
植物を含め、「緑」を香らせるものは非常に仕事の効率化を高めるのです。
これは落ち着いて眠くなるリラクゼーションとは異なり、「疲れた気持ちを最初の状態にリセットする」リラクゼーション効果があるのです。
仕事中は、気持ちが散漫にならず良い状態で持続できることが重要であり、プラスになるアイテムは使えるに越したことはありません。
ご紹介した環境づくりを一度試して頂ければこれらを感じることは出来ます。
在宅ワークの環境が最適化されることで「有益な時間」が生まれてくる
在宅ワークが非常に良い環境になったことであなたは何を得ることが出来ると思われますか?
そう、大切な「時間」を得ることが出来ます。
裕福になった人が言った言葉で印象的な言葉があります。
「お金で時間を買う」という言葉です。
英語でも「Time is Money(時は金なり)」とあるように裕福な人ほど「時間」というものを買いたがるのです。
逆に言えば、その人たちは時間というものを試行錯誤して作り出し、そこから富を得たわけです。
その人たちにとっては「時間がお金を生み出す」という考えが根付いているわけです。
その時間は何もお金を捻出するだけのものではありません。
愛する家族や尊い全ての人たちと共有する時間でもあります。
在宅ワークでは環境を整えることによって作業を「時短」する効果もあるのです。
ただ単に家で仕事をするのが在宅ワークではなく、あなたにとって有益な時間を作り出すための仕事スタイルであることを覚えておいてください。
まとめ
在宅ワークをする意義は移動時間だけを省いているわけではなく「有益な時間」を得るために働いているという考え方を持ってください。
そしてその時間を作るための工夫をしてこそ、今やっている在宅ワークもより良いものへと変えることが出来ます。
その工夫は今あるものとあなたが今からやろうという気持ちだけで実現します。
まずは環境づくり、そして必要なアイテムを揃えて取り組んでみましょう!